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県北西部地域医療センター国保白鳥病院内
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2024.07.06 自治医科大学岐阜県人会同窓会(下呂)に参加してきました。

 当センターにも多くの自治医大卒業生が赴任していますが、7月6日下呂市水明館で自治医科大学岐阜県人会の同窓会を開催しました。岐阜県の自治医大卒業生のレジェンドのおひとりである3期生の山田隆司先生に「私が歩んだ地域医療」というテーマでご講演いただきました。初期研修後久瀬診療所に赴任され長く勤務され、地域医療の実践の中で家庭医療の原理を抽出され、その後地域医療振興協会の一員としてへき地離島医療支援など様々な分野でのお取組みをご教示いただきました。非常に参考になるご講演でした。

 その後、懇親会を行いました。その際既に4人の県人会メンバーがご逝去されていることも報告され、懇親会開始前に黙とうを捧げました。懇親会ではベテラン若手入り混じっていろいろな話に花が咲いていました。

 新型コロナウイルス感染症で4年ほどこうした同窓会も開催できませんでしたが、やはりお互い顔を合わせて話ができることは良いなぁ感じました。

2024.07.04 第10回「一歩上の地域医療を目指そうシリーズ」を開催しました。

 7月4日第10回目となる「一歩上の地域医療を目指そうシリーズ」の講演会を開催しました。今回のテーマは「知って得する行動変容支援のいろは」。講師は京都医療センターの坂根直樹先生にお願いしました。坂根先生はこの分野では日本の第一人者で、著書も多く出されています。参加者参加型の講義でスタッフも大変勉強になったようでした。

 行動変容は必ずしも容易ではないかもしれませんが、我々支援者側がその方法論を身に着けて患者さんや利用者さんの行動変容を押し付けではなくうまく支援できるようになりたいものだと改めて思いました。

 なお坂根先生は後藤センター長の自治医大の同級生です。後藤センター長も久しぶりに会うことができ、夜は懇親を深めることもできてよき1日だったようです。

2024.06.2930 地域医療振興協会第17回へき地・地域医療学会(東京)に参加してきました。

 6月29日30日と地域医療振興協会が開催する第17回へき地・地域医療学会(東京)に参加してきました。今年度は地域医療振興協会東海・北陸地方支部が主幹で開催されました。岐阜県の支部長は当センター副センター長の廣瀬先生ですので、廣瀬先生を中心に岐阜県支部主幹の「総合診療医のキャリアパス」とう企画プログラムを行いました。

 それ以外にも愛知県支部企画の「待ったなし⁈ 医療の再編・ダウンサイジングの事例から今後のへき地・地域医療を考える」では、当センターの後藤センター長がシンポジストとして参加され、当センターの仕組みなどを発表してきました。

 髙久賞(最優秀へき地医療功労者賞)候補演題発表では2年前まで当センター国保和良診療所で勤務していた渡辺駿先生が和良での取り組みを発表されていました(残念ながら髙久賞を手にすることはできませんでしたが…(;^_^A )。へき地・地域で頑張っている仲間は多くいます。我々も負けないように頑張って取り組んでいかなければと思いを新たにした2日間でした。

2024.06.2122 国診協第38回地域医療現地研修会(帯広・足寄)に参加してきました。

 全国国保診療施設協議会は全国国保地域医療学会、地域医療現地研修会、地域包括医療・ケア研修会という3つの大きなイベントがあります。その一つである地域医療現地研修会が今年は北海道帯広市を会場に足寄町の施設見学を含めて行われました。

 足寄町は非常に広大な面積を有する町で、酪農が盛ん。特に放牧酪農が積極的に行われています。一方特産物としてラワンブキという巨大なフキがあります。そうした地域で行われている地域医療の特徴としては足寄町国民健康保険病院を中心に医療介護保健福祉が連携するとともに、生活支援長屋も含む高齢者等複合施設「むすびれっじ」を社会福祉協議会が運営し、地域の方々の生活を支えておられます。雪が多く高齢者割合の高い我々の地域でも参考になる取組みだと思いました。

 (なお最下段真ん中写真は右から廣瀬先生、村上足寄町国保病院長、後藤先生、小野国診協会長、伊左次先生です)

2024.06.18 埼玉県小鹿野町の町長さんと病院事務長さんにセンター視察にお越しいただきました。

 6月18日埼玉県小鹿野町の森町長さんと同町の国保町立小鹿野中央病院の茂木事務長さんに当センターの視察にお越しいただきました。

 小鹿野町の位置する埼玉県の秩父地方においてもやはり少子高齢化人口減少は進んでいるそうです。そうしたなか今後の町立病院の在り方をいろいろと検討していくうえで、その一つとして私たちの地域医療連携推進法人のことや地域包括ケア病棟運用のことが参考にできたらということで遠路はるばるご来院いただきました。私たちの法人設立経緯などをお話しさせていただき、意見交換をさせていただきました。

 私たちのような中山間地域はどこも少子高齢化人口減少の先行地域となっており、医療機関の今後の在り方は喫緊の課題となっています。一方でそうした状況下でも何らかの取り組みをされているところもあろうかと思います。こうした情報を相互に共有して自施設のあり方を検討する材料となるような仕組みが必要なのではないかとも思っています。

2024.06.0809 日本プライマリ・ケア連合学会学術大会(浜松)に参加してきました。

 私たちのセンターの学術的活動の場で最大なものである日本プライマリ・ケア連合学会学術大会(本年度は浜松市で開催)に参加してきました。当センター関連で7題の演題を発表してきました。

 学会は、自分たちの仕事や活動、研究をまとめるよい機会ですし、それに対して他者からいろいろとご意見をいただくよい機会でもありますし、他の施設の発表をお伺いしてアイデアを教えてもらったり自施設でも取り組むことができたりしないか情報収集の良い機会でもあったり、何より私たちのセンターを知っていただく良い機会だととらえ、積極的に参加そして参加するなら発表をというスタンスで取り組んでいます。

 写真は当センター医師の発表の様子ですが、なぜかセンター長の発表風景はありません(別のポスターセッションで座長の後ろに構えている姿はありますが…)、なぜセンター長の発表姿だけ撮られていないのか、諸般の事情によりここには載せられませんが、まあいろいろとある訳でして…(;^_^A 全体写真にセンター長がいないのはその日岐阜で県医師会の代議員会があり、早めに岐阜へ向かわなければならなかったためです。一応。

2024.06.06 センター倫理委員会を開催しました。

 6月6日令和6年度の第1回センター倫理審査委員会をハイブリットで開催しました。

 本年度から伊左次先生が委員長を務められ一部委員が変更しましたが、尾藤さん、清水さん、そして自治医科大学の石川教授には今年度も外部委員としてお忙しい中ご参加いただきました。

 当センターの研究活動を活発化させるとともに、倫理的配慮を常に意識して取り組んでいけるよう倫理審査委員会からのご助言ご意見を大切にしていきたいと思います。

2024.05.24 岐阜大学医学部1年生を対象とした初期体験実習の受け入れが始まりました。

 今年度から岐阜大学医学教育センター(西城教授)の実習として行われている医学部1年生を対象とした初期体験実習を当センターでも受け入れることとなり、本日より始まりました。入学初期から実際の医療・福祉の現場を見学・体験することにより、医学生としての自覚を高め、勉学への動機付けを図ることを目的とした実習となります。5月から6月にかけて6日間計41人の医学生を受け入れます。

 なんといても当センターの売りは地域医療!白鳥、和良、高鷲、荘川、白川・平瀬の各病院/診療所に数人ずつに分かれて行っていただき地域医療の現場や地域そのものを体験していただくこととしています。

 5月24日が第1陣でしたが、参加学生さんはみな礼儀正しく積極的で、16:00から行う振り返りでも人の価値観、コミュニケーション、連携などキーワードに活発に発言していただきました。彼ら彼女らの心に我々の活動が、そして岐阜の地域がうまく刻まれるとよいなぁと思いました。

 (写真は第2陣、岐阜へ帰る帰りのバス停のでバスを待つ学生さんたちです)

2024.05.20 令和6年度第1回県北西部地域医療ネット理事会をハイブリット開催しました。

 5月20日地域医療連携推進法人県北西部地域医療ネット令和6年度第1回理事会をハイブリットで開催しました。議決事項として令和5年度事業報告並びに決算認定についてと令和6年度収支補正予算についてを、協議事項として令和6年社員総会の開催について、地域医療連携推進評議会の開催について、評議員の推薦について及び倫理審査委員会報償費についてを、報告事項として代表理事の職務施行状況報告についてと理事の改選についてを行いました。

 もはやコロナ禍を事業停滞の理由にはできません。何とか法人活動が活発化しこの地域の地域医療により一層貢献できたらと考えます。理事、スタッフ一同改めて頑張っていきたいと思います。

2024.05.18 令和6年度GP-COMERnet全体会を高山市で開催しました。

 今年度のGP-COMERnet全体会を高山市久々野町で行いました。

 廣瀬先生によるオープニングセッションに続いて、自治医科大学地域医療学センター地域医療学部門の小谷教授から地域における研究についてご講演をいただきました。その後堀先生提案の研究計画につき議論しました。講演も大変勉強になりましたし、議論も大変盛り上がり、そこから派生して新たなアイデアも生まれているようでした。

 小谷先生のおご講演にもありましたが、目の前のちょっとした気づきをまとめていくことがまずはきっかけとなるようです。地域からの発信、なかなか順調にできているわけではありませんが今日のような会を通して地道に活動を続けていくことができたらと思いました。

 来年度令和7年度は恵那で開催予定です。

2024.05.15 後藤センター長が愛知医科大学で講義をしてきました。

 5月15日愛知医大にて後藤センター長が「地方の病院での総合診療 地域密着型小規模多機能病院とは何?」というテーマで医学部4年生に講義を行いました。

 私たちの活動を次世代の方々にお伝えしていくことは大変重要なことだと思います。出席された学生さんたちも今後いろいろな学びを通して自分の将来を考えていかれることと思いますが、ぜひ選択肢の一つとして総合診療や地域医療、可能であれば我々のセンターでの活動を入れておいていただければ良いなーと思います。若いパワーは今後の地域医療継続ためには必要不可欠ですので。

 私たちも彼ら彼女らにわかりやすくかつ琴線に触れるような情報提供をしていきたいと思います。

2024.04.27 令和6年度第1回センター全体会を開催しました。

 令和6年度第1回センター全体会を多くのセンター職員参加のもと白鳥病院リハビリ棟3階で開催しました。

 昨年度から地域に出て行って地域の健康づくりに取り組もうという活動を行っています。これは地域のヘルスプロモーション活動の一環で、センターの重要な役割の一つです。私たちのセンターは地域住民の皆さんの生活に近いところで保健医療福祉介護に取り組むことがその活動の特徴の一つですからこの実践を言うことになります。

 8つのチームに分かれ県北西部地域の各所で活動します。活動テーマは「ますますヘルシー荘川プロジェクト」「カルタプロジェクト」「体に優しいヨガ、いまさら聞けない歯みがきの話」「ヤングアプローチ」「Takasuをよく知り隊」「(プロジェクト名はつけ忘れましたがACP人生会議に関する活動です)」「勝手にコラボVer2」「白鳥TekTek2」と中にはよくわからないテーマもあろうかと思いますが、地域で当センターのスタッフの顔を見かけたらどうぞお声がけください。そして積極的にご参加ください。よろしくお願いいたします。

2024.04.18 今年度も郡上北高プロジェクト介護職員初任者研修が始まりました。

 今年度も郡上北高とのコラボプロジェクトである郡上北高生に対する介護職員初任者研修が始まりました。

 5年目に入り今年度は7名の高校生の参加です。皆さんとても心強い決意表明をしてくれました。校長先生のお話では、このプロジェクトは高い評価を受けているそうです。郡上北高がさらに地域にとって大事な高校であり続けるよう、また、将来の私たちの仲間が増えるよう私たちも参加者の皆さんと共に学びを深めていきたいと思います。

 1年後の参加者の皆さんの成長ぶりがとっても楽しみです。私たちも少しでも成長できるように取組みたいものです。

2024.04.01 センター内医師の異動がありました。

 令和6年4月1日付でセンター内の医師の異動がありましました。

 県北西部地域医療センター国保白鳥病院の中島裕菜先生、佐藤千成先生が異動され新たに玉井裕也先生、野々村裕翼先生が赴任されました。また総合診療科&小児科でご活躍された松久雄紀先生が退職され週1日の非常勤勤務となりました。今後小児医療は総合診療医が対応しますのでぜひご相談ください。

 さてその他の大きな内部異動として、国保白鳥病院院長が後藤忠雄先生から廣瀬英生先生に交代しました。また副院長に伊左次悟先生、総合診療科県内科部長に藤川耕先生がそれぞれ就任されました。で、後藤先生はというと院長補佐に就任されました。

 実はこの4月より後藤先生が自治医科大学地域医療学センター(地域医療支援部門)教授を兼任されることとなり、院長業務に専従できないことと、後藤先生曰く「次世代への継承も大事!」という思いもありこうした内部異動となりました。なお後藤先生は今後も国保白鳥病院を含むセンター全体の統括責任者であるセンター長は継続されます。

 診療所の所長医師は全員異動はありませんでした。いずれにしましても異動した医師も異動していない医師も総合診療医として地域医療に貢献する所存ですのでよろしくお願いいたします。